銭湯のすすめ
温泉好き風呂好きを名乗れる程ではないですが、週末温泉や銭湯に行くことが好きです
銭湯は古代・中世には既にあって、中世では内風呂のない庶民のものだったと言われてます。近代でもお風呂のない住宅がまだ多い時代に重宝・興隆を極めました。
そのため家にお風呂・シャワーがある住宅が多い最近では「必要不可欠なもの」ではなく、「都会のオアシス」的なものへと立ち位置を変えて生き残っています。
銭湯にかよってみようかなと思ったきっかけは、会社の近くから少し離れた下町に引っ越したて銭湯密度が高まったことと、今のチームに入って1年半ほど経過したころからですが、メンバーに健康の大切さを説きだしてからかなと記憶しています。
(機嫌が良いことと元気が良いことは本当に良いことだ - DO WHAT YOU LOVE, LOVE WHAT YOU DO.)
健康であることに、銭湯が直結しているかは証明できるかはわかりませんが、僕自身がずっと元気なのでそこそこ有用なんじゃないかなとは思ってます。
銭湯の魅力 身体のメンテナンス
1週間絶え間なく脳と体を使うこの業界だからこそ、自分に合ったメンテナンス方法を見つける必要があります
日々シャワーだけで済ましている人もいるので、湯船につかりにいくためだけに銭湯に行ってみるのも気軽でいいと思います。
なんといってもあの広い湯船。高い天井の開放感。
ただの入浴でも開放感に浸りながら行うだけで、身体と気持ちのメンテナンスになります。体調が悪くなる前にメンテナンスの癖付けをしてみるのは大事です。
サービスのメンテナンスも、不具合が起きたときに仕方なくやるものではなく、改善のために事前に計画立ててとるほうがいいですしね。
銭湯の魅力 コスパが大変良い
気晴らしに飲みに行くことも健康な状態を維持するために必要なことかと思いますが、一回のみに行けば数千円、かつ時間も数時間必要になります。
しかも最適な酒の量で辞めるには経験と強い意志が必要になるため、往々にして次の日辛くなる状態を引き起こしがちです。
銭湯は違います。
まずたった460円。
スーパー銭湯は1300円くらいが相場と思いますが、銭湯は違います
460円です。
ワンコインです。
しかも1時間以内に満足指数が振り切れるので、飲み会に比べ時間も短く済みます。
ちなみに銭湯の値段は都道府県ごとで、銭湯の上限金額を決めてます
その金額をもとに組合が銭湯の入浴料を決めるという流れです。
カルテルです。(カルテル - Wikipediaをwikipedeaで調べると、そこからwikipedeaサーフィンがとまらないので注意が必要です)
銭湯の魅力 湯加減は熱い だがそれがいい
銭湯はいいものだと思ってる人の中に聞いても
行かない理由の一つに「熱すぎる」「のぼせやすくてしんどい」という理由があります
たしかに銭湯は湯の温度が熱い
熱すぎるお湯は僕はあまり好きじゃないです、痛いし
ただ入り方次第で対処できます
たとえば半身浴。体がすぐにぽかぽかになります
交換浴すきな方には熱いお湯はちょうどいいです
ポカポカというより、体がすぐ暖かくなるので冷水に使ってもへっちゃらになりやすいです
ただぼくは水風呂も苦手です
なので、交換浴するにも半身しか水ぶろにつからないです
最近はぬる湯が流行ってるので、ぬるい湯が好きな方はスーパー銭湯がいいと思います。ぬる湯は肩までつかっていても本当にゆっくり入れます。
時間に余裕があるときは、ぬる湯でまったりも超お勧めです。
銭湯の競争力 気配り・当たり前を提供する
素敵な体験だらけの銭湯も、数を減らし続けていて、
平成元年には1900ほどありましたが、平成20年には900弱にまで数を減らしています
先に上げたような需要の先細りが原因の一つです
減り続けているのは事実ですが、利用者の世代交代が進みまだまだ現役・これからも支持を集めるであろう銭湯が出てきていたり、新しい銭湯が建設されているのも事実です。
ぼくなりに銭湯にとって大切だなと思ってる点は
・風呂場がきれい
・風呂場のにおいが普通
・湯船が広い
・脱衣所がきれい(濡れまくってない)
・脱衣所以外(もしくは脱衣所が少し広くなってる)のリラクゼーションスペース有無
これらがしっかりしている銭湯は、通う価値があると言っても過言じゃないです。
立地とか土地の広さとかちょっとやそっとじゃどうにもならいないこと以外だと、当たり前をいかに高いレベルで保っていることが、銭湯の競争力だと思います。
実際、汚いとかちょっとにおうとかそういう銭湯もあるにはあります。
昔ながらと言われれば聞こえもいいですが、「家にお風呂がなかった人が来るところ」のままの設備になっている銭湯にはなかなか足が向きません。
ずっと床がびちょびちょなところってせっかくの気分も台無しになります。
やはり満足して、癒されて帰りたいから、家に風呂があっても通うんです。
スーパー銭湯ほどの設備は求めてないにしろ、簡単に気付く点をいかに解決しているかがいい銭湯と普通の銭湯の分かれ道なんだろうなと思います。
立地を含めて考えると、ランニングする人が多い場所なら、荷物をあらかじめ預けれるロッカーをつくれば、ランステの上位互換が完成です。
競争力になる大きなポイントもう一つは、後継ぎがいるかどうかです。
銭湯神よっぴーさんと後述する鶯谷や上野に銭湯をもつ経営者の方の会話です。
銭湯の廃業で言うとやっぱり難しいのが後継者問題で、
高齢者の方が経営している銭湯だと「自分の代で終わりにしよう」とか思ってたりするから、
設備が壊れてもそのままにしちゃったりするんですよね。なるほど。昔の銭湯って、家にお風呂が無い人が利用するものだったから「とりあえず体が洗えて暖まれればオッケー」みたいな感じだったのかもしれないですけど、
今はもう普通の家にはお風呂があるから、プラスアルファがないと厳しいですよねきっと。
「生活の場としての銭湯」から「娯楽としての銭湯」っていう。「銭湯文化を守ろう!」みたいなものも大事だけど、そもそも運営側が経営努力してなければお客さんの支持は集まらないですからね……。
(引用:
鶯谷に新しく出来た都内最大級の銭湯「萩の湯」が公平に見て楽園すぎる | SPOT)
まさにこれ。
代替わりが出来ないから設備投資はできない、というのもめっちゃわかる。
風呂屋のセカンダリーみたいなことが増えればいいのに。
おすすめの銭湯 この辺にいこう
もう長くなってきたので最後に渋谷勤務しながら移動時間気にせず通える3つをピックアップしました。
■武蔵小山 清水湯
ラーメン登山部部長のKモンさんとは、登山帰りに何度かいってました
その後も一人でちょくちょくと通ってた名銭湯です
天然温泉有りだし、かなりきれいに整備されてます
休日は結構混みます
車で行かれる方は駐車場少ないので注意すべし
■麻布 竹の湯
年に2回くらいしか行かないですが
御神輿を担がせていただきに麻布にいくときや、このあたりに住んでる友人と登山に行った帰りに立ち寄ります
ココも天然温泉有り。黒湯です。
お湯の温度があっつかった記憶があるな。
■白金 アクアガーデン三越湯
こじんまりして、お風呂の種類も平均的な気がしてますが
場所柄か設備も、清掃もきれいにされているのと
銭湯がほぼないだろう白金エリアにとってはオアシスです
座って入るお湯(背中にちょろちょろとお湯が流れてくるやつ)が好きなので
これがある銭湯はポイント高いです
芸能人もたまーにみかけました
中目黒にもあるんですがあまりだったなという印象でした。(個人的な印象です)
なんでこれを書いてたか 不安定を乗り越えるため
銭湯行けば健康になっていいことずくめや!って言いたかったか、というとそうじゃなかったなと今にして思い出しました。
事業を担当していると、不安に押しつぶされそうになりますし、ここが勝負どころか!?いや、勝負すべきじゃない!?・・・いや、やっぱ遅すぎた!?といった何とも言えない気持ち悪さと闘うことも多いです。(まだ何もなしえてないのにエラそうにすみません)
常日頃仕事に没入して誰よりもその事業のことを考えつつも、ここは勝負どころじゃないなと思う時にはその時に備えて、仕事から少し離れて自分の気力体力を安定させるすべを持つことが大事だなと思っています。
僕の場合はそれが友人と行くキャンプだったり登山だったり、銭湯にいく時間がその一つです。
メンバーのみんなもそういうのを見つけてほしいな。
ってのを伝えたかったんだ。
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